今週はいろいろとありました。忘れないうちに書いておこうと思います。
今週の月曜日には、僕の知り合いの海外研究者さんがスペインからやってきました。知り合ったのは博士課程のころで、その時には僕自身、あまり英語が話せなかったこともあり、あまり交流はありませんでした。2年ほど前に、彼がいるバルセロナの研究所に2か月ほど滞在したことがあり、その時くらいから、いろいろと話せるようになりました。
水曜日には彼のセミナーがありました。どちらかというと、彼自身の研究内容、というよりは、分野の歴史だったり成り立ちというところに重点が置かれたトークでした。研究を聞こうと思っていた人には残念だったかもしれませんが、僕はこういう類の話が大好きなので、すごく楽しめました。ワインバーグの「Four Golden Lessons」の4番目にあった(?と記憶しています)が、「歴史を学ぶ」ということは大事だと思います。
そのあとは、一緒に夕食をとりながら、交流を深めました。2年前には、スペイン語の会話が聞き取れていたのに、だいぶ忘れてしまっていて、ダメダメでした。夕食のメニューの説明を、何とかスペイン語でやろうとしたのですが、単語が出てこない。。。。ダメダメですね。
木曜日からは、京都に滞在するようで、来週の月曜日にはまた名古屋に帰ってくるそうです。帰ってきたら、議論したいことがいっぱいあるので、楽しみです。
あとは、思ったことを徒然と。。。
文化の違い
今回はご夫婦で来られて、一緒に名古屋大学の宿舎に滞在していらっしゃいます。海外だと、研究会などに、ご家族で一緒に来るパターンはよくありますし、良い文化だなと思ってます。
正直なところ、うらやましい。こういう文化を日本も取り入れるべきだと思います。だって、一人だと寂しいじゃないですか?家族と一緒のほうが、安心して仕事できると思うのですよ。仕事のパフォーマンスも上がると思いますし、自分の仕事を家族に知ってもらうことって、実は、すごく大事なんだと思います。
言葉の問題について
これは僕の持論なのですが、英語しか通じない環境に身を置くと、ものすごい勢いで英語が喋れるようになります。理由の一つは、言葉の音とリズムに慣れるということ、そして、英語の文法と思考の順序を合わせる、ということにあると思います。
実際、海外の研究会に行くと、自分の脳みそが英語モードに切り替わるのを実感できます。これは、英語だけでなく、すべての言語に対して言えると思います。日本語とか外国語だとか関係なく、人と会話をして、お互いに分かり合えるということが、どれくらい重要かという問題ですね。
もう一つの理由は、「喋れないと生きていけない」という危機感だと思います。初めての海外で、インキーして死にそうになったのは、今でも思い出します。。。